(ナースコンパス編集部)
はじめに
「転職したいけど、給料が下がるのはイヤ」
「生活が苦しくなるのは困るから、今の職場に残るべき?」
そんな風に悩んでいませんか?
確かに、転職すると給与条件が下がるケースもあります。
しかし**「お金よりも心身の健康と毎日の充実感を優先したい」**と考えて環境を変え、結果的に幸せになった看護師はたくさんいます。
今回は、2年目看護師の架空の事例「美咲さん」のストーリーを通して、
- 年収が下がる転職をしても幸せになれる理由
- 年収と幸福度のバランスの考え方
- 実際に行動するステップ
をお伝えします。
登場人物:美咲さん(27歳/看護師歴2年)
- 急性期病棟勤務
- 夜勤は月6回、残業毎日1〜2時間
- 月給は30万円、年収約480万円
- 実家暮らしだが、ほとんど家と病院の往復
- 「疲れすぎて何のために働いてるか分からない」と感じていた
ストーリー:転職前の美咲さん
忙しすぎる毎日
朝7時に家を出て、病棟につくとノンストップで業務開始。
昼休憩もゆっくり取れず、夕方の記録は残業で書くのが当たり前。
帰宅は22時すぎ、そこから寝るだけの生活。
「給料は悪くないけど、毎日がつらすぎる。
仕事と睡眠だけの人生で、心がすり減っていく感じがする」
人間関係のストレス
先輩の指導は厳しく、ミスをするときつく叱られる。
ナースステーションは常にピリピリした空気。
「自分は看護師に向いていないのでは?」
と自信を失いかけていた。
転職を決意したきっかけ
ある日、夜勤明けに電車で立っていられないほどのめまいが起きた。
病院に相談すると「休むより慣れなさい」と言われ、涙が止まらなくなった。
「このままじゃ体も心も壊れる」
そう思い、転職を決意。
ナスコンに相談し、自己分析からスタートした。
自己分析で気づいたこと
ナスコンの自己分析では、次の価値観が明確になった。
- 患者さんとじっくり関わりたい
- プライベートの時間を大切にしたい
- 人間関係の良い職場で穏やかに働きたい
これを軸に求人を探した結果、回復期リハビリ病棟の病院を提案された。
転職後の生活
年収は下がったけれど…
- 月給:26万円(年収約420万円)
- 夜勤回数:月4回
- 残業:ほぼなし
確かに給料は下がった。
でも、毎日定時で帰れ、休日も週2日しっかり取れる。
心身が回復
- 疲れが取れるようになった
- 趣味や友人との時間ができた
- 笑顔で患者さんと関われるようになった
「毎日が楽しい!
給料は少し減ったけど、心が元気になった分、人生の満足度は上がった」
年収と幸福度の関係
研究によると、幸福度は年収と比例するのはある程度まで。
- 年収が極端に低いと生活苦でストレス
- しかし年収が高くても、過労や人間関係のストレスで幸福度は下がる
つまり、「お金」だけではなく「時間」「健康」「人間関係」も幸せに大きく影響するのです。
年収が下がる転職を後悔しないための3ステップ
ステップ1:生活費を把握する
- 毎月いくらあれば生活できるか計算
- 必要な固定費と削れる出費を整理
「この金額なら大丈夫」というラインを決めることで安心感が生まれます。
ステップ2:価値観を明確にする
- 何を優先したいのか?(お金、時間、学び、人間関係…)
- 自分にとって譲れない条件を3つに絞る
ステップ3:複数の求人を比較する
- 年収だけでなく、夜勤回数・残業時間・休暇取得率もチェック
- 実際に見学して雰囲気を確認する
まとめ:お金より大切なものがある
美咲さんは、年収は下がったけれど「自分らしい働き方」を手に入れました。
- 心身の健康
- 自分の時間
- 患者と向き合える看護
これらが満たされたことで、毎日の幸福度は大きく上がったのです。
ナスコンでは、
- 自己分析
- 転職すべきかどうかの診断
- あなたの価値観に合った求人提案
- 面接・書類のサポート
までを伴走します。
「給料は下がるかもしれない…でも幸せになれる転職をしたい」
そんなあなたの一歩を応援します。
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