〜自分らしさを伝えるために〜
こんにちは。
転職活動を始めるとき、多くの方が「面接が不安…」と感じるのではないでしょうか?
特に看護師の面接では、病院の雰囲気や面接官とのやりとりによって、働くイメージが左右されることも多いですよね。
この記事では、転職を考えている看護師さんに向けて、面接の基本的なマナーや、よく聞かれる質問、その答え方のポイントなどをわかりやすくお伝えします。
「面接が苦手…」という方も、しっかり準備することで、自信を持って臨めるようになりますよ。一緒に、あなたらしさを伝える面接のコツを見ていきましょう。
1. 看護師の面接で見られているポイント
看護師の面接では、採用担当者がどんなところを見ているのか、気になりますよね。
ただ経歴や資格を見るだけでなく、「一緒に働きたい人かどうか」という人柄や、考え方も大切にされています。
■ 採用側が重視するポイント
- 人柄やコミュニケーション力
患者さんやスタッフとの関わり方、チームで働ける人かどうか。 - 看護観や仕事への姿勢
どんな思いで看護に取り組んでいるか、仕事への誠実さ。 - 転職理由や志望動機
なぜこの病院を選んだのか、長く働く意欲があるか。 - スキル・経験
これまでの経験が、どのように活かせるか。
採用側は、「この人なら安心して任せられる」「長く一緒に働いてくれそう」と感じることを大切にしています。
だからこそ、緊張しても大丈夫。あなたの思いや人柄を、少しずつでも伝えられるようにしていきましょう。
2. 面接前に確認したい基本マナー
面接の印象は、第一印象で大きく決まることも。
基本的なマナーを押さえておくことで、「しっかりしているな」「丁寧な人だな」という好印象を持ってもらえますよ。
■ 服装と持ち物
- 服装
清潔感のあるスーツまたはジャケットスタイル。
シンプルな色(黒・紺・グレー)で、アクセサリーは控えめに。 - 髪型・メイク
髪はまとめて、明るすぎない色に。メイクはナチュラルに。 - 持ち物
履歴書・職務経歴書(コピーも念のため)
筆記用具、メモ帳、ハンカチ、ティッシュなど。
バッグはA4サイズが入るシンプルなもの。
■ 到着時間と挨拶
- 面接の10分前には到着するように。遅刻しそうな場合は、必ず早めに連絡を。
- 受付では、「〇時に面接の予約をしている〇〇と申します」と丁寧に。
- 面接官には、笑顔で「本日はお時間をいただきありがとうございます。よろしくお願いいたします」としっかり挨拶を。
3. 看護師の面接でよくある質問と答え方
それでは、実際に面接でよく聞かれる質問と、答える時のポイントを見ていきましょう。
■ ① 転職理由を教えてください
【ポイント】
ネガティブな理由はそのまま言わず、「前向きな理由」に言い換えることが大切です。
【OK例】
「前職では、急性期病棟で3年間勤務し、幅広い経験を積むことができました。今後は、患者さんとじっくり関われる環境で、継続的な看護に取り組みたいと思い、転職を考えました。」
【NG例】
「人間関係が悪くて辞めました」「夜勤がきつくて続けられませんでした」
■ ② 当院を志望した理由は?
【ポイント】
その病院の特徴を調べ、自分の経験や価値観と結びつけて伝えると好印象です。
【OK例】
「貴院の地域医療への取り組みに共感し、私も地域の患者さんと長く関わる看護がしたいと思いました。これまでの経験を活かしながら、さらに学び成長していきたいと考えています。」
■ ③ 今までどんな看護をしてきましたか?
【ポイント】
自分が経験してきた業務や、得意なことを具体的に。
また、どんな思いで看護をしてきたかも伝えましょう。
【OK例】
「急性期病棟で、術後管理や急変対応などを経験しました。患者さんの不安を和らげる声かけを大切にし、安心して治療を受けていただけるよう心がけてきました。」
■ ④ 苦手なこと、今後の課題はありますか?
【ポイント】
苦手なことを正直に伝えてもOKですが、「努力している姿勢」を見せることが大事です。
【OK例】
「急変時の対応に緊張することが多く、もっと冷静に動けるようシミュレーション研修などに積極的に参加しています。」
■ ⑤ 今後のキャリアビジョンは?
【ポイント】
「長く働く意欲」「成長したい気持ち」を伝えると良いです。
【OK例】
「まずは貴院でしっかり経験を積み、いずれは認定看護師の資格取得も目指したいと考えています。」
4. 逆質問のコツ〜あなたからの質問も評価対象〜
面接の最後に、「何か質問はありますか?」と聞かれることが多いですよね。
この時の質問内容も、意外と見られているんです。
■ 逆質問の例
- 「貴院の看護師さんは、どのような教育を受けていらっしゃいますか?」
- 「1日の業務の流れについて、もう少し詳しく教えていただけますか?」
- 「新人看護師へのフォロー体制について伺えますか?」
■ NGな質問
- 「給料はどのくらいですか?」(具体的な条件は後日でもOK)
- 「特にありません。」(関心がない印象になることも)
「この病院で働きたい」という意欲が伝わる質問を、事前に考えておくと安心ですね。
5. まとめ 〜あなたらしさが伝わる面接を〜
看護師の面接は、緊張して当然です。
でも、「完璧に答えなきゃ」と思う必要はありません。
あなたの経験や思いを、素直に、自分の言葉で伝えることが大切です。
しっかり準備をすれば、面接はきっとあなたの強みを伝えるチャンスになります。
そして、面接はあなたが病院を見極める場でもあります。お互いを知り合い、納得できる転職ができるよう、応援しています。
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